夏の早朝がシャッターチャンス 木漏れ日の背景を撮ろう

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夏は早起きすると印象的な写真が撮れますね。

私の住む静岡県では、6月中頃に日の出が一年で最も早い4時半ごろになります。
8月は5時前後になります。

夏の早朝に出会えるシャッターチャンスを紹介します。

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夏の早朝の2つの太陽

夏、早起きしてみて気づきました。
太陽の様子が2つあります。

下は日が沈むところではありません。
晴天の日の日の出の太陽です。

夏の日の出

夏らしい眩しい太陽です。
朝と言えど斜光が強く照らされるので、ひまわりなど夏らしく撮影し易いです。

朝日を浴びるひまわり

夏は湿度も高いので、朝、雲が出ている時もあります。
その方が気温も上がらず過ごし易いです。

太陽は雲のフィルターにかかり、見ることも出来たりします。

早朝の太陽

光が柔らかくなるので、晴天の太陽とは違った写真になります。

 

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早朝だから逆光で撮れる理由

太陽が高いと逆光で撮るのが難しくなります。
レンズを真上に向けなければならなくなりますから。

早朝ならまだ太陽は低い位置にあります。
だから、逆光の写真を狙えるシャッターチャンスがあります。

逆光で太陽の光条を入れた写真

上の様に逆光から撮影するとシルエットになります。

RAW現像でHDRトーンマッピングすると下の様に光が透けた写真にすることも出来ます。

シルエットをHDRのRAW現像した写真

HDRにより眩しく、暑い夏が感じられる写真にすることが出来ました。

下のサムネイル画像をクリックすると完成した写真が大きく表示されます。

夏の朝は薔薇


 

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木漏れ日のシャッターチャンスを狙おう

太陽を直に写真に入れるより、撮影の幅を広げてくれるのが木漏れ日です。

早朝は太陽がまだ低いので下の様に斜めに光線が入って来ます。

木漏れ日

木漏れ日は玉ボケにもなるので、さらにドラマチックな写真を撮るチャンスです。

木漏れ日の玉ボケ

 

蜘蛛の巣の輝きを撮ろう

夏は虫の季節と言っていいでしょう。
だから蜘蛛も巣をあちらこちらに作ります。

蜘蛛の巣と玉ボケ

木漏れ日に蜘蛛の巣が反射する様子がとても綺麗です。

以下、夏の木漏れ日に輝く蜘蛛の巣の事例を紹介します。
 

朦朧(もうろう)とくっきりの対比を強調したRAW現像

ローアングルから下の様な木漏れ日と蜘蛛の巣を撮影しました。
木漏れ日の玉ボケが重なり、煙の様に朦朧(もうろう)としています。

朦朧とした木漏れ日と光る蜘蛛の巣

一方、蜘蛛の巣は輝き細い糸がくっきりしています。

朦朧とくっきりの対比をRAW現像では強調したくなります。
 

Lightroomで蜘蛛の巣の露光量と全体の彩度を上げる

LightroomにおけるRAW現像の操作のポイントは以下の3点です。

LightroomでのRAW現像のポイント

  • ハイライト部分の露光量を下げる
  • 全体的に彩度を上げる
  • 蜘蛛の巣の明るい部分を目立つ様にする

LightroomでのRAW現像では下の写真になりました。

LightroomでRAW現像した写真

この後、引き続きPhotoshopでRAW現像を続けていきます。
その前に、Lightroomでノイズ軽減を行ってから、Photoshopを起動します。

 

Photoshopで朦朧とくっきりの対比を強める

Photoshopを使うと、Lightroomで叶えられなかったインパクトのある画像にすることが出来ます。

私が作ったレイヤーは以下のものです。

レイヤー構成

特に以下の操作が効果が大きいと感じます。

 

コントラストを上げるソフトライト

テキスチャーを上げた後、統合したレイヤーを作り、ブレンドモードをソフトライトにしました。
ソフトライトで重ねる事により、引き締まった画像になります。

ソフトライトの効果前は下の画像でした。

ソフトライトの効果前の写真

効果後は下の様にコントラストが上がります。

ブレンドモードのソフトライトの効果の写真
 

ディーテールを更に上げる方法

Photoshopで初めにテキスチャーを上げましたが、更にディーテールを追求できるのが、Nik CollectionのColor Efexです。
Color Efexには色々な機能がありますが、ディーテール増強はとても使い勝手が良い機能です。

下の様に今回は朦朧とした玉ボケの重なり具合を分かり易く出来ました。

Color Efexの効果の比較

 

この写真はRAW現像する前は下の写真でした。

朦朧とした木漏れ日と光る蜘蛛の巣

そしてRAW現像後は以下の写真になりました。

RAW現像した写真

下のサムネイル画像をクリックすると完成した写真が大きく表示されます。

捕まえた光


 

RAW現像で真逆光のシルエットから色を引き出す

強い木漏れ日の真逆光で蜘蛛を撮影したのが下の写真です。
早朝の低い太陽が可能にしたシャッターチャンスです。

でも、色のないシルエットの写真になってしまいました。

木漏れ日の逆光による蜘蛛のシルエットの写真

上の写真では蜘蛛の巣の明るさが弱いグラデーションになっています。
でも、ほとんど真っ暗の写真です。

 

Lightroomで蜘蛛の巣のグラデーションを増幅させる

Lightroomでどこまで蜘蛛の巣の様子を引き出すことができるかがポイントになります。

私は下の様に、シャドウと黒レベルをいっぱいに上げました。

シャドウと黒レベルを上げた操作

暗部を持ち上げたのでノイズがのりやすくなります。
こういう時にAIによるノイズ軽減機能は心強いです。

LightroomでのRAW現像後により下の写真になりました。

Lightroomで暗部を持ち上げた写真

蜘蛛の巣がくっきり出てきました。
真っ暗な写真からここまでディーテールを引き出せたら、シャッターチャンスが活きてくるというものです。

 

Photoshopで蜘蛛の巣の色を加工する

LightroomからPhotoshopに移り、さらに蜘蛛の巣の見栄えを上げます。

レイヤー構成は以下の様にして写真加工しました。

レイヤー構成

この中で色合いを上げたのは、便利なCamera RAWフィルターを使いました。
特にカラーグレーディングで中間部とシャドウの色相を下の様に加工しました。

カラーグレーディングの設定内容

そして、アスペクト比を16:9に変更して仕上げた写真が下の様になります。

仕上げた真っ逆光での蜘蛛の巣の写真

下のサムネイル画像をクリックすると完成した写真が大きく表示されます。

8月の光る糸1


 

月々1000円程でPhotoshopが使える!

やはり、Photoshopを使うと良い写真に現像出来ます。

月々1000円程のフォトプランなら、PhotoshopもLightroomも使えます。

まだ、使った事ないという方は、是非、試してみてください。
下記リンクより、Photoshopの値段を確認出来ます。


フォトプラン

 

幻想的な青色の輝きをRAW現像する

上の真逆光で蜘蛛の巣を撮影した時に、下の写真も撮りました。
強い木漏れ日を入れなかったので、真っ暗になっていません。

蜘蛛の巣に光が柔らかく反射しています。

真逆光を避け撮影した蜘蛛の巣の写真

この写真も、LightroomとPhotoshopでRAW現像したのが下の写真です。

コントラストを上げて、糸の輝きから綺麗な青色を引き出しました。

RAW現像した写真

夏だから蜘蛛が大きな巣を作り、早朝だから蜘蛛の巣が反射する。

すばらしいシャッターチャンスが、夏の早朝にはあります。

下のサムネイル画像をクリックすると完成した写真が大きく表示されます。

8月の光る糸2


 

木漏れ日の背景で山百合がおしゃれに撮れる

山百合は草むらや茂みにまとまって咲いています。
背景が煩雑になる場合が多く、なかなか撮影が難しい花です。

まとまって咲いている山百合

下は夏の早朝に撮影した山百合の花です。
背景に木漏れ日の青色っぽい玉ボケが出ています。

夏の早朝に撮影した山百合

逆光なので、山百合が影になっています。
暗くなってしまっていますが、RAW現像で明度を持ち上げることが出来ます。

Lightroomのノイズ軽減機能が大幅にアップしたので、出来る技です。

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アスペクト比を1対1の正方形にして、下の様に仕上げました。

百合の明度を上げた写真

青白い背景が涼しげに感じられる写真になりました。

下のサムネイル画像をクリックすると完成した写真が大きく表示されます。

クールな白


 

夏の早朝は撮影が楽しいです。

 

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