背景をぼかしたくなるPhotoshopの禁断の機能

写真撮影ではボケがとても重要でいい感じに背景をぼかして撮影したいと思っている人は多いと思います。

このページでは背景を全体的にぼかす方法について記します。
但し、やり過ぎの写真加工です。

写真撮影を趣味とする方には下記ページの背景を部分的にぼかす方法の方が受け入れやすい内容になっています。
そちらをご参照下さい。

Photoshoで背景を部分的にぼかす、玉ボケを作る方法
本来はカメラで撮影した時に、背景がボケていて欲しかったり、玉ボケを狙ったのだけれども、残念に出来なかった。 ・・・なんていう事は、写真撮影を趣味としている人ならかなりの頻度であるかと思います。 Photoshopを使うとボケを加える...

 

Photoshopを使うと背景を大幅にぼかすことが出来る場合があります。
知っているとつい使いたくなる機能です。

しかし、ぼかすということは写っている物や人の形を変えてしまう事になります。
写真撮影の域から出てしまうことになる過剰な写真加工と言えるでしょう。

このページでは、カメラマンが使いたくなる禁断のぼかし機能について紹介します。

カメラマンが使いたくなる背景全体をぼかす機能

 

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Photoshopで背景をぼかす手順

Photoshopで背景をぼかす例を以下、ご紹介します。
手順は以下の通りになります。

  1. 写真をコピーしてぼかした背景にする新しいレイヤーを作る
  2. ぼかす背景レイヤーの被写体を選択する
  3. 被写体だけの画像のレイヤーを作る
  4. 被写体の選択範囲を少し拡張する
  5. ぼかす背景レイヤーで選択範囲をコンテンツに応じて塗りつぶす
  6. ぼかす背景レイヤーにぼかしを加える

 

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背景を透明にして被写体だけのレイヤーを作る方法

下の斧の写真の背景を消す作業の概略を示します。

斧の写真

まず、CTRLキーとJキーを同時に押して背景レイヤーをコピーして新しくレイヤーを作ります。

コピーして作った新しいレイヤー

レイヤーについては下記ページで解説しています。

参照 Photoshopのレイヤーって何?

比較的シンプルな形をした被写体なので
コマンドラインから選択範囲被写体を選択を選ぶだけで、被写体の斧と丸太が選択出来ました。

通常は、選択とマスクの画面を出したりして被写体を選択していきます。

被写体を選択

CTRLキーとJキーを同時に押すと背景が透明化されて被写体だけ表示されたレイヤーが出来ます。

背景が透明化され被写体のみが表示されたレイヤー

選択とマスクについては下記ページで解説しています。

参照 Photoshopの選択とマスクの使い方

被写体がない背景だけのレイヤーを作る方法

ぼかす背景を選択した状態で、
CTRLキーを押しながら、被写体のレイヤーをクリックします。

すると被写体が点線で囲まれて選択された状態になります。
コマンドラインの選択範囲から選択範囲を変更を選び、拡張をクリックします。

選択範囲を変更の拡張

選択範囲を拡張という小さいウィンドウが開きます。
拡張量欄に適当な数値を入れてOKをクリックします。

拡張量の入力欄

コマンドラインの編集からコンテンツに応じた塗りつぶしを選択します。

コンテンツに応じた塗りつぶし

すると下の様な画面が立ち上がります。
OKボタンをクリックします。

コンテンツに応じた塗りつぶし画面

CTRLキーとDキーを同時に押すと被写体を囲んだ点線は消えてなくなります。

以上で、下の様にぼかす背景から被写体を消すことが出来ました。

被写体を消した背景画像

被写体がない背景をぼかす

ぼかす背景レイヤーを選択した状態で、
コマンドラインのフィルターからぼかしギャラリーを選びチルトシフトを選択します。

チルトシフトを選択する

すると下の様な画面が立ち上がります。

この画面でぼかす位置やぼかす量などを設定してOKボタンをクリックします。

チルトシフトの画面

すると下の様なぼけた背景になります。

ばかした背景の画像

上のぼけた背景のレイヤーの上に被写体のレイヤーがあるので、下の様に背景だけぼけた画像になります。
元の写真と比べてみると被写体が引き立つ写真になりました。

背景をぼかした斧の写真

本当は撮影時に撮りたかった写真がPhotoshopの機能で作ることが出来ました。

複雑な背景をぼかす事例

上記を見るとPhotoshopを使えばどんな写真でも背景をぼかすことが出来ると感じたかもしれません。

しかし、実際はPhotoshopで簡単に背景をぼかせる写真は少ないです。
理由は遠近が複雑な写真が多いからです。

 

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複雑な遠近の背景を一方向だけぼかした事例

例えば、下の街中のバイクの写真は左右に建物が建っています。
坂の下から見上げるような位置で撮影した写真です。

街中をバイクで走る写真

上の斧の写真の場合は手前から奥の一方向だけの遠近でした。
手前が近く奥が遠い画像です。

遠近が簡単な写真

ところが、このバイクの写真は両側に建物があるので複雑になっています。
試しに斧の写真と同じように一方向だけでぼかしを加えてみると下の写真になります。

遠近が変なぼかしが入った写真

建物の上と下ではボケ方が大幅に違ってしまいました。
現実とは大きく異なります。

建物の上と下ではほぼ同じ程度のボケ具合になっていなければなりません。

続くものには遠近がある

地面は手前から奥へと続いています。だから遠近が出来ます。
同じように他にも続いているものがあれば、そこにも遠近が出来ます。

つまり、このバイクの写真では左右の建物からも遠近があり、あわせて3方向からの遠近を設定しなければなりません。

遠近が3方向もある写真

遠近を複数方向から加工できるPhotoshopのチルトシフト

Photoshopでは下の様に複数の位置から複数の方向へチルトシフトをかけられます。

チルトシフトの位置

それでぼけを仕上げたのが下の写真です。

3方向からボケを加えた写真

斧の写真の様に遠近が単純な写真は少ないです。
それ故、背景をぼかすには、やはりPhotoshopの機能に頼るのではなく、現場で撮影時に行うのが正解です。

被写体も背景もダイナミックにぼかすパスのぼかし

このサイトは写真撮影のRAW現像がメインのテーマです。
ですから、撮影した写真を壊さない程度の写真加工が望ましいという前提に立っています。

ところが、下のダイナミックにぼかす方法はカメラではなかなか撮れない画像になります。

上のバイクの写真同様、左右に壁か塀があるパースを効かせた写真です。

パースが効いた写真

バイクの写真ではチルトシフトを使ってぼかしましたが、今回はパスのぼかしを使います。

消失点を考えてパスを伸ばします。
パスに沿って画像は動いた様なブレを作ってくれます。

女性がスカートとバッグを振っている動きがあるので曲線のパスも加えてみました。
つまり、背景だけでなく被写体にもブレ・ぼかしを加えてみようというのです。

パスのぼかしのパスの設定箇所

女性の顔にはマスクをかけてぼかしを取り除きました。
下がパスのぼかしを加えた写真です。

ダイナミックな写真になりました。

パスのぼかしにより動きを感じさせる写真

この写真を実際撮影するには、女性と一緒の速度で歩き、シャッター速度を遅くしないとならないでしょう。
現実的には撮影が困難な画像です。

 

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