朝霧高原は富士山の西側に位置しています。
あまり知られていませんが、1年を通してダイヤモンド富士を撮影出来る素晴らしい撮影スポットです。
朝焼けとダイヤモンド富士、朝霧高原での撮影の仕方と撮影スポットを以下にまとめます。
是非、早起きして朝霧高原に撮影に行ってみて下さい。
ご参照ください。
朝霧高原の撮影ポイント
朝霧高原のダイヤモンド富士と言うと田貫湖が有名です。
4月と8月に田貫湖越しにダイヤモンド富士が撮影出来ます。
ダイヤモンド富士が朝霧高原で撮影される範囲の概略を示すと上の様になります。
年末年始頃は撮影ポイントが上の地図の上、つまり北になります。
山梨県の本栖湖辺りが最北の撮影ポイントになります。
6月末には地図の下、つまり南でダイヤモンド富士が撮影出来ます。
139号線と71号線の道路沿いが撮影ポイントになるでしょう。
秋から冬にかけての撮影の仕方を下記に2つ紹介します。
田貫湖に逆さダイヤモンド富士を撮りに行くのはいつ?
ダイヤモンド富士と言えば、最も有名なのは田貫湖でしょう。
年に2回、逆さ富士にダイヤモンドが輝く瞬間が狙えます。
4月20日と8月20日の前後辺りなのですが、あまりに有名なので混みます。
ベストは4月の方らしいです。
撮影場所は休暇村富士の前の展望デッキです。
富士山の影から撮影ポイントを追う
139号線は片側2車線で通行し易い道路です。
139号線の富士山との反対側に標高1900メートル程の毛無山があります。
冬、富士山の向こうで日が出ると、毛無山に富士山の影がうつります。
実は太陽が丁度、富士山の頂から出る所が見える撮影ポイントを事前に知るのは難しかったりします。
でも、この影と自分のいる位置から判断出来ます。
たとえ上の写真の様に富士山の稜線から太陽が出て来たとしても、ガッカリしないで下さい。
影を見ながら移動すれば、ドンピシャの撮影ポイントに間に合います。
シャッターチャンスを逃さずに撮影出来ます。
また、おすすめは星座や星の位置を教えてくれるスマホのアプリです。
下の様に太陽の位置もGPSを使って教えてくれます。
富士山に近づけば、まだダイヤモンド富士のチャンスはある
富士山に近い程、太陽が高く上らないと日は差し込みません。
つまり、富士山に近づけば、まだダイヤモンド富士のチャンスはあります。
上の写真は139号線と71号線を結ぶ道路です。
毛無山は既に明るいです。
139号線では既にダイヤモンド富士は終わっているでしょう。
しかし、富士山に近い71号線では、まだ寒々しい日陰です。
いよいよ、ご来光が近づいてくると、西側から道路に日が差し込ん来ます。
ダイヤモンド富士を撮影するコツは、こまめな移動です。
ススキとダイヤモンド富士を撮影する
139号線沿いにある道の駅 朝霧高原周辺は、野原にススキが沢山生えています。
このススキを入れて撮影できるポイントがあります。
上の写真はRAW現像で、ススキの部分の露光量を上げてみました。
Lightroomならこの様な部分的な画像編集が可能です。
撮影の幅も広がりますね。
ススキは光を受けて輝くので、ダイヤモンド富士の写真に是非、入れたい被写体です。
3つの朝霧高原の空と富士山を撮ろう
朝霧高原は名前通り、霧が良く出ます。
また標高が1000メートル程なので、冬は雪が降ることもあります。
それ故、四季折々のダイヤモンド富士が撮影出来るでしょう。
1年を通して楽しめます。
私が実際に撮影に行って気づいた点を3つ下記に紹介します。
朝焼けに染まる雲を撮影する
雲一つない晴天だと富士山の写真は素っ気なくなる
・・・と私は感じています。
雲があるからこそ、富士山の表情が面白いです。
特に朝焼けです。
雲が紅く染まります。
雲の形や量によって面白い写真になります。
広角レンズの方が空を大きく撮影出来るのでいいです。
富士山の写真を撮影しに行きましょう。おすすめの富士山への撮影旅行を紹介します。
ダイヤモンド富士の光条とPLフィルター
ダイヤモンド富士は逆光での撮影なので、富士山は黒いシルエットになります。
頂きに強い光が出るので、絞り値を上げて、撮ることになりますね。
逆光なので空は青く写り難いです。
だから、CPLフィルターを付けたくなります。
でも、CPLフィルターを付けると光条になり難いです。
回りの撮影している人を見ると、ハーフNDフィルターを付けている人が多いです。
富士の頂の輝く神々しい雲を狙う
ダイヤモンド富士はコントラストが強い写真になるので、いつ撮っても同じ様な写真になります。
それよりか頂に雲が出て、太陽が隠れてしまう時の方が実は貴重な写真が撮れます。
富士の頂の上に輝く雲が、神々しく見える時があります。
望遠レンズで狙うといいでしょう。
この時、PLフィルターがあった方がいいです。
雲が色づく瞬間に出会えるかもしれないからです。
朝霧高原ならではの、神秘的な写真を撮りに行きましょう。