M.ZUIKO Fisheye PRO 魚眼レンズのメリットとデメリット

3.5
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M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは、物凄く面白い写真が撮れるレンズです。
この魚眼レンズを持っていると写真の楽しみが新たに増える!

夜の浅間大社

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのメリットは2つの数字によって表現できるでしょう。

近接2.5センチとf1.8の明るさ

つまり、魚眼レンズでありながら、マクロ性能も持ちます。

ひまわりのアップの写真

でも、デメリットも感じているレンズです。

2019年からM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影してきて、私が感じるメリットとデメリットを以下に記します。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのメリット

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのメリットを一言でいうと、写真が楽しく面白くなるレンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

デメリットが無ければ、みんなにお勧めしたいです。
特に私が感じている、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのメリットを以下に記します。

 

Fisheyeだから面白い写真が撮れる

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのどういうところが、面白いのか?

・・・というと、目に見える光景とは違った写真が撮れるのところでしょうね。

私が実感している、Fisheyeならではの楽しさを3つご紹介します。

  1. 曲がった空間が面白い
  2. 桜の撮影が楽しくなる
  3. 背後にあるものだって撮れる

 

空間を曲げた写真が面白い

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROだと下の様に地面を曲げることが出来ます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで地面をゆがめて撮影した写真

富士山も歪んで撮影されました。

水平が曲がるだけではありません。
垂直も歪んだ写真が撮れます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROにより歪んで撮影した垂直

曲線は下の様に大きく膨らませて撮る事ができます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで強調された曲線

パースの効いた光景でも、直線を歪めることが出来ます。
人の目には見えない画像です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで駅のホームをゆがめた写真

 

Fisheyeは桜の写真が楽しい

春、桜の季節になるとワクワクします。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROがあると、他の人が撮れない桜が撮れます。

下はローアングルから地面を入れて撮影した桜の木々です。
ローアングルから地面を入れて撮影した桜の木々

枝ぶりがいい桜をおさめるのに魚眼レンズはマッチします。

また、縦位置で撮影すると良い風景写真が撮れます。
下は奥にある富士山、空、太陽、桜をまとめた写真です。

縦位置で撮った桜の写真

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを縦位置で撮ると桜の背景が良い感じに入れることが出来ます。
中央が強調され、周辺が湾曲される特性を活かせます。

桜で有名な寺

上の写真は中央に奥にある寺の門があります。
つまり、奥が強調されるので、遠近感が特別です。

 

不思議!背後にあるものを写せる

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのレンズは前に突き出ています。
この効果なのでしょう、背後にあるものが写せます。

前に突き出た桜の枝

上の写真は前に突き出た様に誇張され写された桜の枝です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROでは頭の後ろにある枝も写り込むので面白い写真を撮ることができます。

魚眼レンズによる額縁効果

上の写真では、私の頭の後ろのにある枝が写り込みました。
それにより、額縁の様な構図になりました。

木々に囲まれた空

また、上の写真の様に木が近いところでは、空が木々に囲まれえいる様な不思議な写真が撮れます。

 

魚眼レンズならではの迫力のある写真が撮れる

葛飾北斎の浮世絵の神奈川沖浪裏は手前に大きな波、そして奥に富士山が描かれています。

実際はこんな風に見えなくとも、波を強調することにより、迫力がある構図になっています。

葛飾北斎の神奈川沖浪裏

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影すると、葛飾北斎の神奈川沖浪裏の様にデフォルメされた構図になります。

下の写真も実際に目で見えた光景よりも、被写体が大きく撮影されています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで近接して撮った写真でデフォルメされたスターバックスの雰囲気の良い店内と富士山

魚眼レンズだと迫力のある写真が撮れるので楽しいです。

下の写真では、葉の形が模様の様に広がって見えて面白いです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで近接して撮った写真で撮影した緑の葉

縦位置で撮影しても下の様に広い範囲が写され、その上、枝がのびやかに見えます。
紅葉の艶やかさが強調されました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで近接して撮った写真で撮影した紅葉

また、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの凄いのは、2.5センチまで近づいて撮影出来ます。
つまり、魚眼レンズでありながら、マクロ機能が備わっています。

f1.8という明るさもあり、背景をぼかすことも出来ます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで近接して撮った写真

被写体が大きく撮影でき、面白い写真が撮れます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは写真を撮るのが楽しくなるレンズです。

 

1:1のアスペクト比にすると魚眼レンズとは思えなくなる

下のタンポポの綿毛もM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影しました。
魚眼レンズ特有の湾曲が見られず、普通のレンズで撮影したと思うかもしれません。

タンポポの綿毛の写真

上の写真は、アスペクト比が1対1です。
中央部分をクロッピングしました。

輝き喜ぶシダ

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影すると写真中央が強調されます。
正方形の1:1のクロッピングでその部分を中心に切り出すと安定した感じになります。

例えば下の紫陽花
絞り開放値 f1.8で撮影しました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影した紫陽花
 
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮るとクリアで綺麗に撮れます。
また、紫陽花の周りが良い感じにボケてくれました。

この写真を1:1にクロッピングして、優しい感じにRAW現像したのが下の写真です。

1:1にクロッピングした紫陽花の写真

デフォルメされていますが、魚眼レンズで撮ったとは思えないです。

 

空が綺麗に撮れる

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは超広角レンズなので、風景を撮ると空が広く入ってきます。
特にローアングルから見上げる様に撮れば、空の広がりが伝わる写真になります。

ローアングルから見上げる様にして撮影した写真

だから、むしろ空を抑え気味に意識して撮る方がいい時もあります。
それに、大きいだけでなく、クリアな空が撮れるのが嬉しいです。

画面半分が空にした写真

晴天が綺麗な青色で撮れるのは、
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの特性なのだと思います。

夜明けの青い空

 

星空やライトアップ、夜、撮影に出かけたくなる

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを持つと、魚眼レンズなのに、F1.8の明るさがあるので夜の撮影が楽しくなります。

OMSDによると、星景写真において光学性能が優れているらしいです。

特に私が感じている、夜の撮影におけるM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの良さを紹介します。

夜景を使った合成写真

 

夜景・ライトアップの撮影が楽しみになる

東京駅丸の内前の広い空間は見上げると高層ビル
光がとても素敵な空間です。

その感じを表現するのに
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROはいい仕事してくれます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影した東京駅丸の内の夜景

下はライトアップした静岡県富士山世界遺産センターです。
クリアに撮影できるのが嬉しかったです。

レンズが綺麗だからでしょうね。

静岡県富士山世界遺産センター

神社仏閣なども、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで夜に撮影すると楽しいです。
下は石の質感に興味を抱いたので撮った写真です。

RAW現像で白黒写真に仕上げてみました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影した神社の写真

 

星空が大きく撮れる

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは星空を撮影するのに優れています。
雨上がりの夜などは、星を撮りに行きたくなります。

富士山と星空

単に星だけを撮るのではなく、上の様に夜の景色を入れられるのも、超広角ならではです。
下の写真は橋を入れて星空を撮りたいと、撮影に行きました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROがあると、夜、色々なところから撮りたくなります。

河原から撮った星空

 

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私がM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの購入をためらった理由

ピクジィ
ピクジィ

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROが欲しい!

でも、私にはためらいがあったのでした。
なぜ、直ぐにM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを買わなかったのか?

前に出ている魚眼レンズ

一番の理由は、魚眼レンズが前に飛び出しているからです。
それ故、保護フィルターを取り付けられないです。

むきだしのレンズをメンテナンス出来るだろうか?

なんせ、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは高額なレンズですからね。
オリンパスの社員にその不安を話すと、以下の様に言われました。

フィルターと同じように拭いてもらえればいいです。

私はフィルターの掃除だって我流で不安がありました。
そこで、オリンパスのフィルターの掃除メンテナンス講習会に参加したのでした。

レンズクリーニングセット

その場で購入したのが上のメンテナンスセットです。

そして、クリーニングペーパーはHAKUBA製を勧めらました。

講習の内容は下の動画でも公開されています。

そのレンズのメンテナンス講習会を受講したおかげで、私は
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを掃除する自信がつきました。

それでやっと購入したのでした。

高かったけれども買って良かったとすぐに思いました。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROのデメリット

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROを語る際、どうしても記さなければならないデメリットが2つあります。

購入を検討されている方に、是非、知っておいて頂きたい事柄です。

フレア・ゴーストが写った写真

 

フレア・ゴーストは避けられない

私はオリンパス社に問合せしました。
だって、逆光でもフレア・ゴーストは徹底的に排除されるとOMSDのサイトに記載されています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは超広角なので、逆光で撮影すると光源も入ります。
すると下の様に太陽光線によるフレア・ゴーストが出てしまいますね。

フレアやゴースト

太陽は仕方ないとしても、下の様な竹の中の蝋燭の灯りでもゴーストが発生してしまいました。
それで、この写真をオリンパス社に送信して問合せしたのです。

蝋燭の灯りでゴーストが発生してしまっている写真

オリンパス社の回答は、これでも、フレア・ゴーストが抑えられていると言うのです。

私が持っている標準ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROはフレアやゴーストが起きにくいです。
それ故、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの限界を知り、残念に思っています。

M.ZUIKO 12-40mm 標準ズームレンズのメリットとデメリット
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、初心者に写真撮影の楽しみを教えてくれるレンズだと思います。 所謂、標準ズームなので、目にするものをバチバチ撮れるレンズです。 小さい虫から ・・・ 夜景までも。 M....

 

突如、壊れた!

2023年11月23日です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROが突如、壊れました。
購入してから約4年後でした。

この故障に私が感じた問題点は以下のものでした。

  1. 普通に撮っていたのに壊れた
  2. 修理に理由の説明もなく、1週間遅れた
  3. 修理費用が26千円程もかかった
  4. 故障した原因は分からず、再発の不安が残った

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの故障と修理の状況を以下に記します。
 

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROが故障した状況

下の写真を撮った直後でした。

壊れる直前に撮った写真

写真はしっかり撮れています。
それなのに、私が手に持っている状況で急に壊れたのです。

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの故障の症状

カメラの電源を入れても、
レンズの状態を確認してください」と表示されるだけです。

撮影はできません。

レンズの状態を確認してください

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの修理の状況

オンラインで修理を依頼すると、日通による引き取り修理(送料)が2023年7月より無料になりました。
だから、ネットで見積もりをすると、約28千円でしたが、2千円程安く済みました。

修理代金

修理期間は1週間となっていましたが、理由の説明もなく、1週間遅れました。
困るのは代引きで修理代を支払わなけれならないんです。

つまり、現金が必要ということです。
いまどき、現金でないと支払えないなんて!

不具合理由

返品されて来たレンズと同梱されていた用紙によれば、レンズ駆動部が故障したということです。

レンズユニットを交換したと記載されていました。

どうしてレンズ駆動部が故障してしまったのか?
・・・という一番知りたいことが記されていませんでした。

それ故、また同じ故障が起きるかもしれないと不安になりました。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROでどんな写真が撮れるのか

私がM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROで撮影した写真をご紹介します。

 

※ 下のサムネイル画像をクリックすると大きな写真が表示されます。

  • いちふじ爛漫
  • ロマンティック東京ステーション
  • 黄色いヒラヒラヒラ
  • 朝露に濡れそぼつ落葉
  • 紅に染まって行く空
  • 梅雨の晴れ間の色
  • 富士とスタバの夕暮れ
  • 渓谷の新緑
  • ガシっと出たあと
  • わーいと輝く路傍のシダ
  • 足元の発光体
  • 高い空を望む
  • みそぎ
  • 富士に伸びる桜の枝


 

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記事作成者
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サイト運営者・カメラ愛好家
マイクロフォーサーズのカメラを愛用しています。
撮影した写真が、RAW現像・写真加工をすると数段に綺麗になるのに驚いています。

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