M.ZUIKO 12-40mm 標準ズームレンズのメリットとデメリット
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、初心者に写真撮影の楽しみを教えてくれるレンズだと思います。
所謂、標準ズームなので、目にするものをバチバチ撮れるレンズです。
小さい虫から ・・・
夜景までも。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROはプロレンズなので、キレキレに撮れる!
そんなM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを使いこなしている私が感じるメリットとデメリットを以下に記します。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのメリット
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを2016年から使って感じる、最大のメリットは、
キレキレに撮れる! ですね。
レンズの径が大きいので、光を多く採り込むことが出来るからなのでしょう。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの主な仕様をまとめると以下の様になります。
焦点距離 | 12~40mm |
---|---|
f値 | 2.8~22 |
フィルター径 | 62mm |
重さ | 382g |
参照 主な仕様詳細ページ
2016年から私が使用して特に感じているメリットを以下に紹介します。
逆光でもゴースト・フレアが少ない
下の写真は広角側の12ミリで
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで撮影しました。
日輪を撮影しましたが、目立つフレアが写り込んでいません。
太陽を撮影して全くフレアやゴストが起きないというわけではありませんが、かなり逆光で撮影し易いレンズです。
標準ズームレンズなので、普段、カメラに装着している機会が多いです。
だからゴースト、フレアが起きにくいというのは、本当にありがたく感じます。
このすばらしいM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROはメーカーでの販売は終了しています。
後継レンズとして、
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIが出ています。
どこが変わったのかというと、さらにフレアやゴーストが起こり難くなったそうです。
レンズの表面を滑らかにする技術がレベルアップした効果ということです。
これは素晴らしい標準ズームレンズです。
近づけるので目に見えない光景が撮れる
下の写真は葉の上に作った小さい蜘蛛の巣を撮ったものです。
雨後だったので、雨粒が表面にくっついていました。
この様に標準ズームレンズなのに、小さいものを撮るのに優れています。
それは近くに寄れるからです。
望遠側の40ミリでレンズから7センチまで近づけます。
上の写真は水面ギリギリにまでレンズを近づけて撮影した紅葉の写真です。
目視では光条の位置は確認できませんでした。
これだけ近づけるので目では見えない光景がとれるというわけです。
ファンクションボタンでピントを合わせやすい
さらに凄いことに、ファンクションボタンがついている!
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのマウント側の左側に、
L-Fnボタンがあります。
このファンクションボタンに拡大表示機能をつけておくと、ピントを合わせやすいです。
下の様な花のしべに焦点を合わせてクッキリと撮影出来ます。
マクロ性能が備わった標準ズームレンズなのは嬉しいです。
富士山を撮るのに丁度いい
富士山の近くで暮らす私にとって、
12ミリから40ミリまでというのは、富士山を撮影し易いズーム領域です。
雲を大きく入れると見ごたえのある富士山の写真になりますね。
富士山と空の明暗差が難しい時があります。
そういう時もRAW現像すると良い感じになりますよ。
少し絞り込めば、広角側で撮影すると、
遠景の富士山だけではなく、手前の被写体もぼやけず撮れますね。
景色が綺麗に撮れるので、旅行で持って行くのに丁度いいレンズだと思います。
f2.8の明るさがあるので、夜の富士山撮影も楽しめます。
このM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを持てば、一日中、富士山を撮りたくなりますよ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、カメラを始めようという方には、一番におすすめしたいズームレンズです。
富士山を撮影するには、どこから始めたらいいのか?
下記ページで紹介しています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを持って、是非、撮りに行って下さい。
富士山の写真を撮りに行こう
富士山の写真を撮影しに行きましょう。おすすめの富士山への撮影旅行を紹介します。
意外と安かった修理代金
実は、私はM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを壊してしまったことがあります。
三脚にカメラを取り付けた状態で、倒してしまったのでした。
カメラは何事もなかったのですが ・・・
上の様にマウント部分がパックリと開いてしまいました。
中の基盤がむき出しになっています。
さぞかし修理代金は高くつくと覚悟をしたのでした。
ところが、3万円もかからずに済みました。
良かったです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのデメリット
はっきり言って、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで2016年から撮影してきて、デメリットは感じられません。
2023年時点では、MSDSの販売が終了し、後継ズームレンズが出ているので、
これから買うならば、そちらのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIを買った方が良いと思いますが ・・・
強いて、下の2点をデメリットとして記しておきます。
重厚感ある重量382グラム
メーカー側は、このクラスのレンズなら、800グラムはしてしまうのに、
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは382グラムしかないので軽い!
・・・と言いますが、手に取ってみると重厚感があります。
物凄いいデメリットではありませんが、重さは感じます。
OM-5のレンズキットで買えない
私が2016年にE-M5を購入した時、レンズキットとして、
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを手にしました。
ところが、2023年時点では、
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIは、OM-5のレンズキットで買えません。
OM-1でないと、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIはレンズキットになっていません。
これはとても残念です。
これからカメラを始めようという方には、レンズキットになっている方が断然、購入し易いですからね。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROでどんな写真が撮れるのか
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROでどんな写真が撮れるのか?
以下に、私がM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで撮影した写真をご紹介します。
※ 下のサムネイル画像をクリックすると大きな写真が表示されます。