OMDSのコンデジ、Tough TG-5を私は使っています。
今は後継機のTough TG-7が出ていますね。
コンデジとしては、キレキレの写真が撮れて、とても凄いのです。
ネット上では良い評価しか見かけないのですが、
私はTough TG-5を頻繁に使っているので、残念なところも感じています。
私の評価をまとめておきます。
私が実感しているTough TG-5の優れているところ
比較明合成撮影が出来たり、沢山の機能がTough TG-5にはあります。
そういう特別な撮影ではなく、手軽に使うコンデジとしてのメリットを以下にまとめます。
RAW撮影出来るアウトドアカメラ
コンデジでRAW撮影出来るカメラは少ないです。
しかも、Tough TG-5はアウトドアカメラの分類に入ります。
山や海のアクティビティで撮影した写真をRAW現像してさらに綺麗に出来るというわけです。
希少なカメラと言えるでしょう。
気持ちが動いて撮った写真をRAW現像でダイナミックに仕上げることができますよ。
キレキレの画質
Tough TG-5で撮影した写真を見ると驚きます。
キレキレな写真なのです。
特に物の写真が綺麗です。
つまり近景の写真がいいと私は感じています。
逆光で草花の印象的な写真が撮れるでしょう。
コンデジでこれだけ綺麗ならミラーレス一眼いらないのではないかと思ってしまいます。
キレキレな画質だけでも、買って損はないカメラだと私は感じます。
防塵性のおかげで長持ち
私が実際使っていて、一番のメリットを感じているのが防塵性です。
これまでの私のコンデジはズーム時に稼働する部分が動かなくなってしまって壊れてしまうことが多かったのでした。
下の様にコンデジのズームは前に飛び出ます。
ズームの側面に粉塵などが付くとカメラの中に入ってしまいます。
それで壊れてしまったのでしょう。
Tough TGシリーズでは、カメラ内でズームします。
この優れた防塵性があるので、他のコンデジなら壊れてしまう様な粉塵の中でも写真が撮れます。
ダイナミックな写真が撮れます。
人が作業している所を撮る!
それに最も適したカメラがTough TGシリーズです。
コンパクトで汚れに強い、
しかも防水性なので、水洗いが出来るのでメンテナンスも楽です。
RAW現像すると上の様に格好いい写真にすることが出来ます。
すばらしいコンデジだと思います。
ボケが楽しめるマクロ撮影
Tough TG-5が得意なのがマクロ撮影です。
例えば、下の様に2センチ間隔で斜めにピンを置きました。
手前のピンに焦点を合わせると、後ろのピンは下の様にボケます。
また、ピンにもっと近寄りピンの頭に焦点を合わせると、後ろのピンは玉ボケになります。
下は椿を撮った写真です。
背景をぼかすことが出来ました。
この様に草花のマクロ撮影を楽しむことが出来ます。
Tough TG-5のデメリット
上記にTough TG-5を買って良かったと私が実感していることを記しました。
次には、Tough TG-5の残念な点を記します。
おそらく、Tough TG-6になっても改善されていないでしょう。
マクロ撮影以外はボケない
マクロ撮影で綺麗にボケるので、他の遠景などの撮影でも背景をぼかしてくれると私は期待してしまいました。
ところが、全然です。
ボケてくれません。
例えば下のパースの効いた写真
手前の鳥居に焦点を合わせています。
遠く離れる喉、ボケて欲しいです。
Tough TG-5はキレキレの写真は得意です。
だからでしょうね、ぼかした撮影が不得意です。
イルミネーションを玉ボケにした写真なんかは、Tough TG-5では無理です。
AFターゲットマークの変更が分かり難い
私が一番、Tough TG-5のデメリットを感じているのは、AFターゲットマークの変更です。
マクロ撮影では被写界深度が浅いので、
焦点を合わせる位置を右寄りにしたり、下にしたりと変えたくなります。
Tough TG-5の背面にはボタンやらダイヤルが結構ついています。
色々と試したのですが出来ませんでした。
それで仕方なく取説で調べると、OKボタンを長押しすれば良いと記されていました。
画面にマス目が出てきて、AFターゲットマークを変えることが出来ます。
OKボタンを長押しというのは、分かり難いし覚えにくいです。
GPS衛星を捕まえ難い
Tough TG-5はGPS機能がついています。
例えば、電源オフ時にINFOボタンを押すと、コンパスが表示されます。
気圧、時間、標高、気温 も表示されます。
そして、緯度経度が表示される筈です。
それにも関わらずGPS衛星をキャッチ出来ないです。
だから、移動した記録を取る機能、LOG もついているのですが、その機能をONにすると電池の消耗が激しいです。
GPS機能は実際的に使えないです。
以上、Tough TG-5のメリットとデメリットを記しましたが、総合して判断すると私が使ってきたコンデジの中では、ナンバーワンです。
コンデジとしては値段が高いですが、それだけの価値があると思います。
今なら、Tough TG-7も出ているので、TG-5やTG-6は安く手に入ると思いきや!
Tough TG-7とあまり変わらない値段です。
上の写真はTough TG-5で撮影したものをRAW現像しました。
RAW現像は難しくありません。
下記ページをご参考にして下さい。
参照 RAW現像の仕方